さっきまで、一人で好き勝手に出かけていた人が。
帰ってきた瞬間、ソファにぐでっと沈んで、疲れた、かまって、と言い出す。
えっ、その自由さと、その甘えん坊、同じ人?
B型男性を好きになると、このギャップに、たいてい一度は面食らうんですよね。
自立してるように見えて、実は誰よりも人に甘えたい。
なんで、あんなに堂々と甘えられるのか。
彼の甘えは、弱さじゃなくて許可証
まず、ここを知っておくと、見え方がまるっきり変わります。
外では、驚くほどしっかりしている
あなたの前でだらしなく甘える彼が、外ではどうしてるか。
意外と、ちゃんとしてるんですよ。
仕事では頼りにされてたり、友達の中ではムードメーカーだったり。テキパキ動いて、明るくて、しっかり者だと思われてることさえある。
その彼が、あなたの前でだけ、ぐにゃっと崩れる。
つまり、あの甘えは全世界に配ってるものじゃない。あなた限定の姿なんです。
外での顔を知ったとき、なんだ、できるじゃん、とちょっと呆れる。でも同時に、ここでだけ気を抜いてるのか、とじんわり嬉しくなったりするでしょ。
甘えられるのは、選ばれた証拠
B型男性は、警戒心がないように見えて、人を選びます。
この人の前なら、かっこつけなくていい。情けない自分を見せても、引かれない。そう判断できた相手にだけ、鎧を脱ぐ。
だから、彼が全力で甘えてくるということは、あなたに絶大な信頼を置いてるということ。
めんどくさいな、と思う日もあると思う。分かります。
でもその面倒くささは、彼が心の内側にあなたを入れた、その代償みたいなものなんですよ。誰にでも見せる顔じゃない。
甘えん坊になる理由は、我慢の蛇口が細いから
なぜ抑えないのか。ここが理由の核心です。
思った瞬間に、そのまま外へ出てしまう
B型男性は、感情の伝わり方が、とにかく速い。
寂しいと感じたら、その一秒後には寂しいと言ってる。かまってほしいと思ったら、もうくっついてる。
心で思ったことが、フィルターを通らずに、そのまま外に出るんです。
多くの人は、ここで一度ためらうでしょ。これを言ったら重いかな、面倒だと思われないかな、って。
その手前の検閲が、彼らにはほとんどない。
甘えん坊なんじゃなくて、我慢の蛇口が細いだけ。閉めきれずに、じゃばじゃば漏れてくる。
溜め込むと、こじれると知っている
これ、実はけっこう賢いところでもあるんです。
言いたいことを飲み込んで、我慢して、あとから爆発する。そういうやり方を、B型男性は本能的に避けます。
不満も寂しさも、小出しにするほうが、関係は壊れにくい。
だから、その場で言う。その場でくっつく。溜めない。
一見わがままに見えて、感情を腐らせない知恵だったりする。しんどい沈黙を作らないぶん、じつは付き合いやすい人でもあるんですよ。
外を走り回る人ほど、帰る場所を欲しがる
自由と甘えん坊が同居する理由が、ここにあります。
外の世界で、力を使い切って帰ってくる
B型男性は、好奇心の塊です。
興味が湧けばどこへでも飛んでいくし、初対面の人ともすぐ打ち解ける。新しい場所へ、どんどん出ていく。
でも、その全力疾走って、けっこう体力を食うんですよ。
外で目一杯はしゃいで、へとへとになって帰ってくる。子どもが公園から帰ってきて、玄関で靴も脱がずに寝ちゃう、あの状態に近い。
遠くまで行ける人ほど、戻れる場所が要る。
彼の自由さと甘えん坊は、対になってるんです。翼と巣、みたいな関係。
あなたが、彼の秘密基地になっている
彼にとって、あなたのそばは、緊張を解いていい場所。
どんなに外で明るく振る舞っても、そこでは素に戻れる。うまく話さなくていいし、盛り上げなくていい。ただ、ごろごろしていられる。
甘えてくるということは、あなたの隣を、そういう場所として認定してるということなんです。
基地として選ばれるのって、恋人としては、けっこう名誉なことだと思う。
かっこいい自分より、情けない自分を見せる相手のほうが、たいてい本命なので。
犬じゃなくて、猫の甘え方をする
ここを理解しないと、いちいち振り回されます。
来たいときに来て、満ちると離れていく
B型男性の甘え方って、犬型じゃないんですよ。ずっとそばにいて、ついて回るタイプじゃない。
猫です。完全に。
甘えたい波が来たら、ぴたっとくっついてくる。すり寄ってくる。べったり離れない。
なのに、満足した途端、ふらっと自分の世界に戻っていく。さっきまでの密着はどこへ、って(笑)
あの落差は、気持ちが冷めたわけじゃありません。ただ、充電が終わっただけ。
猫を飼ってる人なら、この感覚、すごく分かると思う。
離れた時間を、飽きられたと読まない
くっついてきた翌日、ぱたっと連絡が減る。趣味に没頭して、こっちを見なくなる。
そこで、飽きられたのかも、と落ち込む人が多いんです。
でも彼の中では、なにも変わってません。甘えたい気分の波が、いったん引いただけ。
波が引いた海を見て、海がなくなったとは思わないでしょ。
また満ちてきたら、なにごともなかったみたいに、すり寄ってくる。B型男性は、そういうリズムで生きてる人なんです。
B型男性の甘え方、あるある
思い当たるもの、あると思います。
体調を崩すと、急に幼児になる
熱を出したときの、あの豹変ぶり。
ふだんは自立してるくせに、しんどい、動けない、と全力で弱さを訴えてくる。声のトーンまで変わる。
心配してほしい、気にかけてほしい、という気持ちが、隠しようもなく出るんですよ。
はいはい、と言いながら看病して、寝顔を見て、こっちがちょっと笑ってしまう。あの感じ。
弱ってるときこそ、本当に頼りたい相手のところへ行く。だから、その姿を見せられてる時点で、あなたは特別なんです。
甘えるくせに、指図はされたくない
これが、B型男性のややこしいところ。
かまってほしいと言うから世話を焼くと、今度は、それはいい、と急に自立する。
こうしなさい、と管理されるのが、とにかく苦手なんです。甘えたい気持ちと、支配されたくない気持ちが、同居してる。
甘えは受け入れてほしいけど、コントロールはされたくない。わがままか!とツッコみたくなるけど、そこがまた憎めない。
彼が求めてるのは、世話係じゃなくて、味方なんですよ。
言葉より、くっついてくる
好きとか、寂しいとか、言葉で言うのが得意な人ばかりじゃありません。
かわりに、やたら距離を詰めてくる。隣に座る。腕に頭を乗せてくる。理由もなくちょっかいを出してくる。
それ、全部が甘えの表現です。
言葉が少ない日ほど、体が正直に近づいてくる。B型男性の愛情は、口より距離に出るところがあるんですよ。
甘えが強くなるとき、静かになるとき
波には、ちゃんと理由があります。読めると、だいぶ楽になる。
環境が変わった直後は、べったりになる
転職した、引っ越した、生活のリズムが変わった。
そういう時期のB型男性は、ふだんの倍くらい甘えてきます。
自由を愛する人ほど、変化の中では足元が不安定になるんですよ。新しい環境で気を張ってるぶん、その反動が全部あなたに来る。
うっとうしいくらい連絡が増えたり、やたら会いたがったり。
あの時期のべったりは、彼が踏ん張ってるサインでもある。落ち着けば、また自然に元のリズムへ戻っていきます。
夢中なものができると、いったん静かになる
逆に、新しい趣味や仕事に火がつくと、甘えがぱたっと止まります。
連絡も減るし、会っても上の空だったり。ちょっと寂しいでしょ。
これ、あなたへの気持ちが減ったわけじゃなくて、彼の関心の容量が、いま別のことで満杯なだけ。
B型男性は、一度にひとつのことしか抱えられない不器用さがあるんです。
熱が落ち着けば、また戻ってくる。その時期は、こっちも自分の楽しみに没頭してしまうのが、いちばん賢い過ごし方かもしれない。
甘えなくなったら、そこは見ておく
とはいえ、なんの理由も見当たらないのに、甘えがすっと消えたなら。
そこは、少しだけ気にかけてほしいところ。
B型男性が急に礼儀正しくなったり、遠慮しはじめたりするのは、心の距離が開いてきた合図のことがあります。
甘えは、彼にとって親密さの表現そのものだから。それが消えるのは、静かな信号なんですよ。
責めるんじゃなくて、なにかあった?と、軽く声をかけてみるくらいがちょうどいい。
甘えん坊な彼と、うまくやれる人
相性の話を、少しだけ。
彼のリズムを、直そうとしない
うまくいってるカップルを見ていると、共通点があります。
彼の気まぐれを、いちいち矯正しようとしていない。
甘えたい日は甘えさせて、放っておいてほしい日はそっとしておく。その切り替えを、あっさり受け入れてる。
なんでいつも自分勝手なの、と正面から戦うと、B型男性は逃げるか、拗ねるかの二択になりがち。
そういう生き物、と受け止めた瞬間に、ぐっと楽になるんですよね。降参したほうが勝つ、みたいなところがある。
自分の世界を、ちゃんと持っている
そしてもうひとつ。彼に振り回されない人は、たいてい自分の予定を持っています。
彼が甘えてこない時間を、待つ時間にしていない。友達と会って、好きなことをして、勝手に楽しんでる。
おもしろいもので、そういう相手ほど、B型男性は放っておけなくなるんです。
自分がいなくても楽しそうな人。彼にとって、それはちょっと悔しくて、目が離せない存在。
彼を中心に生活を組み立てないこと。それが、甘えん坊と長く続ける、いちばん現実的なコツかもしれません。
彼の甘えに、疲れてしまったときは
かわいいと思える日ばかりじゃない。そこも正直に書いておきます。
全部を、受け止めなくていい
甘えられるのが嬉しい時期を過ぎると、だんだん重く感じる日が来ます。母親じゃないんだけど、と思う瞬間。
そこで無理して全部受け止めると、こっちが空っぽになる。
今日は無理、とはっきり言っていいんですよ。
B型男性は、意外とあっさり引きます。断られたくらいで、傷ついて拗ねる人は少ない。むしろ、はっきり言ってもらえるほうが分かりやすくて助かる、と思うタイプ。
遠慮して溜め込むほうが、二人ともしんどくなるので。
こちらから甘えると、案外うれしそうにする
これ、試してみてほしいことのひとつ。
いつも受け止める側にいる人が、たまに、疲れた、甘えさせて、と言ってみる。
そうすると、彼、けっこう張り切るんです。急に頼れる顔になったりして、こっちが驚くくらい。
甘えん坊な人は、実は甘えられるのも好き。頼られると、自分の存在が肯定された気がして嬉しくなる。
一方通行だった甘えが、行き来しはじめると、関係の空気がふっと軽くなりますよ。
甘えん坊のままで、長く続けるために
最後に、この人と付き合っていくうえで大切なこと。
その甘えを、否定しない
いい大人なんだから、と甘えを取り上げると、B型男性は途端に元気をなくします。
彼にとって、あなたの前で崩れられることは、この関係の心地よさそのものだから。
直そうとしないでほしいんです。子どもっぽさは、そのまま彼の素直さでもあるので。
ぜんぶを許す必要はない。でも、笑って受け流せる範囲は、笑って受け流してあげる。
その余裕がある人のところに、彼はずっと帰ってきます。
甘えられているうちが、いちばんいい
彼が甘えなくなったとき、それはたいてい、いい兆候じゃありません。
気を許してない相手には、彼らは礼儀正しく、大人になる。ちゃんとした顔をして、距離を保つ。
だらしない姿を見せてくる今は、あなたにいちばん心を開いてる時間なんですよ。
面倒だなと思う日もあるでしょう。それはそれでいいよ。
