もう、俺のことはいいから。
しばらく放っといて。
そんなふうに言われた日の夜って、なにも手につかないでしょ。
私、なにかした?それとも、もう終わりってこと?
言葉を何度も頭の中で再生して、意味を探して、朝を迎える。
その痛み、まず、ちゃんと痛かったねと言っておきたいです。
そのうえで、大事なことをひとつ。
本当に終わったB型男は、突き放しません。何も言わずに、いなくなるだけなので。
つまり、あの冷たさには、まだ続きがある可能性が残っています。
冷めた人は、突き放さない
まず、ここを知ってほしいんです。
終わった相手には、労力を使わない
B型男は、興味がなくなった相手に、わざわざエネルギーを注ぎません。
言い争いもしない。冷たい言葉もぶつけない。ただ、静かに連絡が減って、いつのまにか消えている。
それが、彼らの本当の終わり方です。
だから、あなたに向かって何かを言った時点で、そこにはまだ感情が動いている。
無関心なら、口を開くことすら面倒なんですよ。
突き放すという行動には、必ず理由がある
突き放すって、実は能動的な行動でしょ。わざわざ言葉を選んで、わざわざ距離を宣言している。
そこには、彼なりの事情が必ずあります。
めんどくさくなった、というだけなら、彼はもっと雑に、もっと曖昧にフェードしていくはず。
はっきり突き放されたということは、彼の中で何かが起きていて、それを処理しきれていないということなんですよ。
冷たい言葉の裏に、動いているものがある。ここは、覚えておいてください。
押しているんじゃなく、突っ張っている
彼の動作の意味を、少し捉え直してみます。
倒れそうなとき、人は目の前のものに手をつく
足元がぐらついたとき、人は反射的に、近くにあるものに手をついて体を支えるでしょ。
その動きって、外から見ると、相手を押しているように見えるんですよ。
B型男が突き放すとき、けっこうこれに近いことが起きています。
押し出す動作じゃなくて、自分が崩れないように、腕を突っ張っている。
支えるための手が、たまたまあなたに当たっている。そういうことが、わりとあるんです。
あの冷たい言葉は、あなたに向いていない
放っといて。俺のことはいい。ひとりにしてくれ。
言われた側からすれば、全部が拒絶に聞こえます。当然です。
でも彼の内側では、あなたを追い払う言葉じゃなくて、これ以上崩れたくないという悲鳴だったりする。
B型男は、自分の感情を細かく説明するのが苦手な人。だから、いちばん雑な形で外に出てしまう。
言葉の乱暴さと、気持ちの向きは、必ずしも一致していないんですよ。
B型男が突き放す、三つの理由
どれに当てはまるか、心当たりを探してみてください。
自分の状態が悪くて、余裕がない
いちばん多いのが、これです。
仕事がうまくいっていない。悩みを抱えている。心身が消耗している。
そういうとき、B型男は、人と向き合う体力そのものがなくなります。
優しくできない自分を見せたくないし、気を遣うのもしんどい。だから、いっそ距離を置こうとする。
恋愛の問題じゃなくて、彼のコンディションの問題。この場合、時間が経てば、たいてい戻ってきます。
巻き込みたくない、という不器用な優しさ
これも、よくあります。
今の自分は、相手を大事にできない。待たせるのは悪い。こんな状態に付き合わせられない。
そう考えて、先に手を離してしまう。
本人としては、思いやりのつもりなんですよ。ひどい言い方をしているのに、動機は優しさだったりする。
不器用にもほどがある、と思うでしょ。でも、B型男にはこのタイプがけっこういます。
自分が沈むときに、相手まで引き込まないようにする。その選択が、冷たい言葉として出てしまう。
窮屈さから、反射的に逃げている
三つめが、これ。
連絡が多い。予定を確認される。気持ちを何度も問われる。
そういう状態が続いたとき、B型男は息苦しさに耐えられなくなります。
そして、その苦しさが限界を越えると、反射のように突き放してしまう。深く考えたうえの言葉じゃなく、身体が先に動く感じ。
この場合、あなたを嫌いになったんじゃなくて、詰まった空気から抜け出したいだけなんですよ。
突き放され方で、意味はかなり変わる
同じ拒絶でも、中身が違います。
勢いで、感情的に言われた場合
喧嘩の途中や、機嫌が悪いときに、かっとなって出てきた言葉。
これは、いちばん軽いパターンです。B型男は衝動で言葉を出す人なので、本心とずれていることも多い。
言った直後に、しまった、と思っていることもある。素直に謝れないだけで。
この場合、こちらが冷静でいれば、数日で普通に戻ります。
勢いで出た言葉を、真正面から受け止めすぎないほうがいいんですよ。
静かに、淡々と告げられた場合
感情が乗っていない。目も合わせず、平坦な声で、距離を置きたいと言われる。
こちらのほうが、重いです。
勢いじゃなく、彼の中である程度考えたうえの言葉である可能性が高い。
ただ、それでも終わりとは限りません。淡々としているのは、これ以上感情を出すと崩れるからかもしれないので。
この場合は、追わずに、時間を渡してあげるのが正解です。
理由を、きちんと説明してくる場合
今こういう状況で、余裕がないから、少し距離を置きたい。
そういうふうに、事情まで話してくれたなら、それは誠実な突き放しです。
B型男が理由を言葉にするのは、けっこう珍しいこと。それだけ、あなたに納得してほしいと思っているということなんですよ。
不安でしょうけれど、この形なら、戻ってくる可能性はかなり高い。
説明があるかどうかは、大きな手がかりになります。
突き放しの手前に、たいてい前触れがある
振り返ると、思い当たることがあるかもしれません。
口数が減り、返事が雑になっていた
突き放される前の数週間、彼はたぶん、少し変だったはずです。
会話が短くなる。生返事が増える。楽しそうにしていない。
そのころ、彼の中では、なにかがすでに溜まっていたんですよ。
B型男は、限界が来るまで言葉にしません。というより、自分でも言葉にできていない。
だから、外に出るときには、もう突き放しという形になってしまう。予告がないように見えて、うっすら影はあったんです。
一人の時間を、やたら欲しがっていた
最近ひとりでいたい、と言うことが増えていなかったでしょうか。
予定を決めたがらない。休日の連絡が減る。誘ってもはぐらかされる。
それは、充電を求めるサインだったのかもしれません。
そこで寂しさを訴えてしまうと、彼の消耗はさらに進みます。そして、限界を越えて突き放しになる。
気づけなかったことを責める必要はないですよ。ただ、次にその気配が出たときは、少し力を抜いて見守ってあげてください。
あなたの不安が、増えていた時期でもある
そして、これはこちらの話。
彼の様子がおかしいと感じると、こちらの確認や連絡が増えるでしょ。当たり前のことです。
ただ、その増えた不安が、彼の窮屈さをさらに強めてしまうことがある。
不安になる側と、逃げたくなる側。どちらも悪くないのに、噛み合わないまま加速してしまう。
どちらかが悪いんじゃなくて、間の悪さが重なっただけ。そう捉えておくほうが、あとで立て直しやすいんですよ。
突き放されたときに、やってはいけないこと
苦しいときほど、逆のことをやってしまいがちです。
言葉の意味を、問い詰める
どういう意味?本気で言ってる?別れたいってこと?
確かめたい気持ちは、痛いほど分かります。でも、これはやめたほうがいい。
B型男は、自分の言葉の理由を、うまく説明できないことが多いんですよ。突き放したこと自体、衝動だったりするので。
説明を求められると、追い詰められて、さらにきつい言葉が出てしまう。
その場で答えを取りに行かないこと。それだけで、事態はだいぶ変わります。
追いかけて、崩れて見せる
泣いて縋る。何度も連絡する。どうして、と繰り返す。
気持ちは分かるんです。分かるけれど、B型男は重い空気にとにかく弱い。
弱っている彼に、さらに感情の重さが乗ると、彼は逃げ場を探します。
そして、この関係は苦しい場所だ、という印象だけが残ってしまう。
苦しいこの瞬間に、こらえられるかどうか。ここが分かれ目になるんですよ。
こちらも、突き放し返す
傷ついた仕返しに、冷たくする。無視する。じゃあもういい、と言い返す。
その気持ち、まったく間違っていません。腹が立つのは当然でしょ。
ただ、B型男は勢いに乗る人なので、そこで一緒に走ると、二人とも引き返せない場所まで行ってしまう。
勢いには、勢いで返さない。
今日の会話を、一生の結論にしないためには、こちらが一歩だけ落ち着いていることが要ります。
正しい引き方
やることは、意外とシンプルです。
言われた通りにする。ただし、扉は閉めない
距離を置きたいと言われたなら、その通りにしてください。
連絡を止める。会おうとしない。追わない。
ただし、拒絶し返すのとは違います。彼から連絡が来たら、普通に応じる。感じよく話す。
言われた距離を守れる人。B型男は、その相手を信頼できると感じます。
出ていく扉を開けておくことと、自分から追い出すことは、まるで別のことなんですよ。
一言だけ残して、あとは黙る
黙って消えるのが不安なら、短い一言だけ置いていけばいい。
分かった、落ち着いたら連絡して。それくらいで、じゅうぶんです。
長い説明も、気持ちの訴えも、いりません。むしろ、ないほうが効きます。
その一通に、責める色がないこと。それだけが条件。
静かに引き下がってくれた相手のことを、B型男はあとで必ず思い出します。
待つ期間は、長めに見ておく
数日で戻ってくることもあれば、数週間かかることもあります。
彼が抱えているものの重さ次第なので、こちらでは読めない。
だから、日数を数えないでほしいんです。数えているうちは、心が彼に張りついたままだから。
自分の予定を回して、生活を続けて、気づいたら時間が経っていた。それが理想。
一か月を大きく越えても何もないなら、そのときは、こちらから軽い一通を送って様子を見る。それくらいの構えでいてください。
戻ってくるときの、彼の様子
B型男の戻り方には、特徴があります。
何事もなかったように、連絡が来る
あんなに冷たかったのに、ある日ふつうに、元気?と一通。
拍子抜けするくらい、軽い調子で戻ってきます。
こっちがどれだけ泣いたと思ってるの、と言いたくなるでしょ。当然です。
でも、彼の中では、その一通を送るのにけっこうな勇気を使っている。素直に謝れないから、軽さで包んでいるだけなんですよ。
そこで責めずに受け止められるかどうかで、そのあとの関係が決まります。
謝らないけれど、やたら優しくなる
B型男は、言葉で謝るのが下手です。ごめん、が出てこない。
そのかわり、行動でつじつまを合わせようとします。急に優しくなる。会いたがる。何かを買ってくる。
それ、彼なりの謝罪なんですよ。分かりにくいけれど。
なんで謝らないの、と正面から責めると、また固まってしまう。
言葉を待つより、態度で受け取ってあげるほうが、この人とはうまくいきますよ。
