B型の男って、けっこうあっさり忘れる生き物です。
昨日交わした約束も、三日前に食べた晩ごはんも、下手したら、つい最近まで隣にいた恋人の顔さえ、風みたいにすうっと通り抜けていく。
なのに。
何年経っても、ふとした瞬間に思い出しては胸がちくっとする女が、一人だけいたりする。
その差って、どこにあると思う?
顔でも、スタイルでも、尽くした量でもない。
今日はそこを、彼の頭の中に潜り込むみたいにして、ゆっくり解いていきます。
自由なB型男が忘れられない女になる、たった一つの入口
捕まえた女より、捕まえきれなかった女を覚えている
B型男の恋って、狩りに似てるところがある。追いかけてる間は目が爛々。でも、手の中に完全に収まった瞬間、熱がすうっと引いていく。よくある話。
だからね、彼にとって忘れられない女は、皮肉なことに、最後まで完全には捕まえきれなかった女なんですよ。
全部を差し出しちゃった女は、記憶の中で角が取れて、やがて溶ける。
どこか掴みきれない余白を残した女だけが、彼の中にしこりみたいに残り続ける。
尽くしすぎは、逆効果。切ないけど、これがB型男の癖。
束縛はゼロなのに、存在感だけは消えない、という矛盾
B型男が心底うんざりするのは、自由を削られること。行動を管理され、予定を縛られ、なんで返信遅いのって詰められる。この瞬間、彼の恋心は静かに死にます。
逆に、忘れられない女は、彼を一度もカゴに入れなかった女。
好きにしていいよ、でも私はここにいるよ、っていう温度。
放し飼いなのに、なぜか帰りたくなる庭。そういう存在。
束縛しないのに忘れられない、これがいちばん難しくて、いちばん強い。
B型男が別れても忘れられない女の特徴
ここから具体。当てはまるところ、探しながら読んでみて。
自分だけの世界を、ちゃんと持っている
彼に合わせて予定を空けて、彼の趣味に全部乗っかって、彼中心に一日が回ってる。優しさなんだけどね、B型男の目には、ちょっと物足りなく映ったりする。
彼が忘れられないのは、自分がいなくても勝手に輝いてた女。
熱中してる仕事があって、彼を待たせてでも行きたい場所があって、たまに連絡が遅れるくらい没頭できる何かを持ってる。
その背中を見て、B型男は思うわけです。あれ、この人、俺がいなくても幸せそうだな、って。
その、ちょっと悔しいような感覚こそ、忘れられなさの正体だったりする。
感情を隠さず、直球で笑う
B型男は直球が好き。腹の探り合いとか、察してよの空気とか、正直だるいと思ってる人種。
だから、嬉しいときにブワッと笑って、嫌なときはちゃんと怒って、好きって言葉も出し惜しみしない女に、ころっといく。
感情がころころ表に出る人って、一緒にいて飽きないんですよ。今日は何を見せてくれるんだろう、って。
取り繕った笑顔は、三日で忘れる。
腹の底から笑った顔は、三年経っても覚えてる。
一緒にいると、彼が子どもに戻れる
これ、地味に大事なとこ。B型男の中には、ずっと少年が住んでる。くだらないことで爆笑して、変なこだわりがあって、急に思いつきで走り出す、あの感じ。
それを、めんどくさいと切り捨てず、一緒になって笑ってくれる女。
大人でいなきゃいけない場所が多すぎる世界で、その人の前でだけは、素の、ちょっとバカな自分に戻れる。
安心って、こういうことでしょ。
彼が本当に手放したくないのは、恋人というより、素の自分を許してくれる場所なのかもしれない。
何年経っても、読み切れない
B型男の最大の敵は、退屈。
毎日同じ反応、予想通りの返事、先の読める展開。これが続くと、どんなに好きでも心が飽きてくる。残酷だけど。
逆に忘れられないのは、いつまでも底が見えない女。
昨日は甘えてきたのに今日はさっぱりしてる、急に知らない一面を見せてくる、一緒にいて何年経っても新しいページがめくれる。
読み終わらない本を、人は途中で捨てられない。
別れたあと、彼の中で静かに起きていること
問題は、別れた瞬間じゃない。B型男の未練は、時間差でやってくる。
B型男は、後からじわじわ効いてくるタイプ
別れた直後は、案外けろっとしてます。自由だ、せいせいした、次いこ次、みたいなテンションだったりする。
ところが。
一人で飯食ってるとき。好きだった曲が流れたとき。旅先で、ふと隣が空いてるとき。
その空白に、別れた女の顔が、じわじわ滲み出してくる。
熱が冷めるのが早いぶん、寂しさに気づくのは、なぜか遅れてやってくるんだよね。
新しい恋の途中で、前の女がふっと顔を出す瞬間
次の恋をわりとすぐ始めるのも、B型男あるある。だけど、そこで無意識に比べちゃうことがある。
この子は優しいけど、なんか物足りない。あの子といたときの、あのヒリヒリした楽しさがない、って。
別れた女を、新しい恋のものさしにしてしまう。これ、本人も気づいてなかったりする。(無意識って、こわいよね)
忘れられない女は、消えるんじゃなくて、基準になって彼の中に居座り続ける。
逆に、あっさり忘れられてしまう女もいる
残酷だけど、ここも正直に置いておきます。良かれと思ってやったことが、まるっと裏目に出ることがあるから。
追いかけて、閉じ込めようとした女
好きだからこそ、繋いでおきたくなる。気持ちはわかる。でも、B型男に対しては、これがいちばん効かない。
どこ行くの、誰といるの、なんで返さないの。この矢を放つたびに、彼の心は一歩ずつ後ずさりする。
掴もうと手を握るほど、砂みたいに指の間から逃げていく。
追う側に回った瞬間、忘れられる側に落ちるっていう、切ない逆転劇。
彼のペースを、否定し続けた女
普通はこうでしょ、みんなこうしてるよ、なんであなたはそうなの。
B型男にとって、自分のペースを否定されるのは、存在ごと否定されるのとほぼ同じことなんです。
直そう直そうとされると、心が少しずつ冷えて、最後には、この人の前では素でいられない、っていう結論に着地する。
変えようとした相手のことを、人はあたたかくは思い出さない。
彼にとって特別だったサイン
じゃあ、自分は彼の記憶に残れたのか。判断材料を、そっと置いていきます。
別れ際に、妙に言葉を選んでいた
どうでもいい相手なら、B型男は驚くほどあっさり去ります。じゃあね、で終わり。
なのに、別れ際にやたら言葉に詰まってたり、ごめんなを何度もこぼしてたり、目を合わせられなかったなら。
それは、彼の中でその別れが軽くなかった証拠。
ちゃんと痛がった別れは、ちゃんと残る。
連絡が途切れても、節目にだけ現れる
誕生日。あなたの好きだった季節。二人で行った場所の、すぐ近く。
そういう節目に、ぽつんと連絡が来ることがある。用件なんて、あってないようなやつ。元気にしてる?くらいの、軽いやつ。
以前、何年も音沙汰のなかった元カレから、誕生日にだけ短いメッセージが届き続けた、っていう女性を視たことがあります。
彼は忘れてなかった。ただ、忘れられないことを、自分でも認めたくなかっただけ。
節目に浮かぶ名前は、消えなかった名前なんですよ。
忘れられない女になりたい、あなたへ
最後に、ひとつだけ。
忘れられない女になろうとして、彼好みに自分を作り替えるのは、たぶん逆走です。
ここまで読んで気づいたと思うけど、彼が忘れられない女はみんな、彼のために変わった女じゃなく、自分の世界をまっすぐ生きてた女だった。
だから、彼の記憶に残りたいなら、彼を追いかけるより先に、自分の人生をおもしろくすること。
夢中になれる何かを抱えて、腹の底から笑って、たまに彼を置いてでも行きたい場所へ行く。
その背中が、いちばん忘れられない。
彼に選ばれるより、自分を生きてるあなたに、彼のほうが勝手についてくる。
そういう順番のほうが、きっと、うまくいくから。
